豊泉
THE HIROSAKI UNIVERSITY LIBRARY BULLETIN
弘前大学附属図書館報 Print ISSN
0919-8563
No.14 1999.1 Page 2
附属図書館では,平成7年度より図書館内にCD−ROMサーバを設置し,Current Contents:Life Sciences &
Clinical Medicine(以下Current
Contents)をはじめ2,3のデータベースにより試行的なサービスを開始しました。その結果図書館に直接出向かなくても,研究室等のパソコンからも検索できるようになり,従来の図書館というものの概念に若干の変化があったように思われます。しかしながら,良いことばかりではなく,この便利なデータベースの価格は高額であり,年々値上がりの傾向にあります。
そこで,昨年図書館協議会委員の先生方のご協力のもとに,『電子的情報資料検討ワーキング・グループ』を設置し,平成10年度に提供するデータベースについて検討していただきました。まず,各学部から提出された,購入希望リストや意見をもとに,学生及び教官の利用度,必要性,購入すべきベータベースの分野別のバランス,経済的な面からみた継続の可能性等を念頭においた検討がなされました。その結果,平成9年度に提供していたCurrent
Contentsは価格面で継続的に購入することが,非常に困難であるため,それにかわるデータベースとして次のデータベースが選定されました。
MEDLINEは昨年度,医学部予算で提供されていましたが,全学的に利用度が高く,また中止されるCurrent
Contentsをも包括するデータベースであるということから,図書館予算で提供するのが妥当とされ予算措置の変更が了承されたものです。
CA on CD(Chemical
AbstractsのCD−ROM版)は学内化学系教官の共同購入に対して図書館も補助という形で一部負担することになりました。
上記1〜4はサービスすることが決定したのですが,5,6の二つは予算的に事情が許せば候補に加えるということで,仮決定したデータベースです。幸い今年度は6点全てを提供できる可能性が出てきたので臨時準備を進めましたが,結果的には順位的に下位の科学技術文献速報の方が先にサービスを開始しました。残ったEnvironment
Abstractsも条件が整い次第サービスを開始する予定でいます。
以上,今年度追加されたデータベースを加え,現在ネットワーク上でサービスされているのは下記のデータベースです。但し,8〜10は図書館(本館,医学部分館,医短分室)でのみ利用可能です。
これら,データベースに関する情報及び利用方法は随時図書館ホームページで提供しておりますので,そちらをご覧下さい。
また,図書館では上記ネットワーク対応データベースに加えスタンドアローンで利用可能なソフトを相意しています。こちらは,図書館備え付け検索端末でのみ利用できます。
主なものは
【本館】
【医学部分館】
(情報サービス課 参考調査係)