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8.図書館の情報システム
図書館の電算化は,情報処理センターの設置に伴い,1986年3月,センターシステムの一環として図書館業務用電算機を導入して以来,システムの更新及びソフトウェアの機能追加・拡張等を経て,現在に至っている。
近年,大学図書館は,学術情報流通の拠点としての機能強化,利用者サービスの強化・高度化が求められており,学術研究情報ネットワークの整備拡充が行われている。一方,学内においてはHIROIN(HirosakiUniversityInformationNetwork)の整備や総合情報処理センターの設置等,学術情報システムを推進するための基盤の整備が行われた。
2000年3月,図書館業務の効率化と学術研究情報ネットワークの拠点としての機能強化,利用者サービス機能のさらなる充実をめざして,PCサーバによるクライアント/サーバ方式のシステムへ移行した。
8−1 図書館業務用システム
WindowsNTシステム(DBサーバとPCクライアントで構成されるクライアント/サーバシステム)にNTTデータ社製の大学図書館パッケージシステム「NALIS」を採用したものである。また,国立情報学研究所の目録所在サービス及び図書館間相互貸借サービスのプロトコルであるCATPに対応していて,より柔軟な処理が可能となった。
- OPAC(OnlinePublicAccessCatalog)
弘前大学で所蔵している図書・雑誌に関する書誌情報を図書館内に設置の端末のほか,WWW版で24時間提供している。
現在図書約40万冊,雑誌約2万件の検索が可能となっているが,遡及入力事業の推進により検索可能データは漸次増加している。
・OPAC のアドレス
http://www.ul.hirosaki-u.ac.jp/WebOpac.html
- 利用案内等
インターネット上に「弘前大学附属図書館ホームページ」を開設し,図書館の利用案内などの情報を公開している。
・ホームページのアドレス
http://www.ul.hirosaki-u.ac.jp/
- 処理業務
・図書館資料の貸出,返却
・ILL(全国図書館相互利用:文献複写,現物貸借)
・図書・雑誌の全国総合目録データベース構築(国立情報学研究所)
・図書・雑誌の管理業務(受入,目録作成,登録)
8−2 CD−ROM 情報検索システム
近年めざましい成長をしている情報提供のための電子媒体資料としてCD-ROMがある。図書館では電子図書館的機能の充実と,教育・研究環境の高度化を図るためにCD-ROMネットワーク情報検索システムを導入し,国内外の学術情報データベースを学内LANを利用して24時間サービスしている。
なお,提供しているデータベースは「4−6 電子的情報資料」を参照のこと。
8−2 CD−ROM 情報検索システム
『ネットワークこととい』は,同一の検索ソフト(Epwing)で利用できるマルチ辞書検索システム。コンピュータ端末ごとに検索ソフトウェアを用意する必要はなく,Internet Exproler3.0 以上またはNetscape Navigater3.0以上のブラウザであれば,学内者は誰でも利用できる。
なお,利用できる辞書については「4−6 辞書サーバシステム」を参照のこと。
システム構成
〈図書館業務用システム〉 |
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・DBサーバ |
PowerEdge2300 |
1台 |
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・OPAC(WWW)用サーバ |
Express5800/140 |
1台 |
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・業務用パソコン |
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26台 |
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・OPAC用パソコン |
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7台 |
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・図書自動貸出・返却システム用パソコン |
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1台 |
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〈CD-ROMサーバシステム〉 |
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・CD-ROMサーバ(ERL) |
SPARCstation20 |
1台 |
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・CD-ROMサーバ(WinNT) |
CompaqProliant2500 |
2台 |
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・検索用端末 |
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10台 |
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・管理統計用端末 |
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1台 |
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〈辞書サーバシステム〉 |
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・辞書サーバ ULTRA10 |
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1台 |