Library today no.14 (June 6, 2001)


記念講演会のお知らせ

 附属図書館医学部分館では、6月1日(金)〜7月6日(金)まで第3回特別展示会「オスラー展」を開催しておりますが、下記の日程で記念講演会を予定しておりますので、教職員、学生の皆さんのご来場をお待ちしております。

開催日: 平成13年6月15日(金)
場  所: 弘前大学医学部基礎講堂
時  間: 13:30〜14:30
演  題: 「オスラーの考えにそっての21世紀の医の展望」
講  師: 聖路加国際病院理事長 日野原 重明 氏
問い合せ先 附属図書館医学部分館 工藤 弘文 (TEL 39-5231)


<ご参考までに>
 William Osler は、1849年7月12日、オンタリオ州ボンドヘッドに生れた。Toronto大学で、Oslerは初め、父の足跡をたどって聖職者を目指して学問に取り組み始めた。しかしながら、教師の熱心な指導の結果、Oslerは自然科学に対して強い関心を抱くようになり大学2年生のとき、医学の道へと運命的な転向を遂げた。Toronto大学医学部に入学後McGill大学医学部に転学し卒業後、欧州留学を行い英国・ドイツ・オーストリアの診療所や研究所で、心理学、医学、病理学、外科学、神経学、皮膚科学など、きわめて広範な基盤を持った研究で後の経歴の基礎を築いた。後にMcGill大学、Pennsylvania大学、John Hopkins大学、Oxford大学の教授をつとめカナダ、米国、英国の医学の発展に多大な貢献をした。教科書「医学の原理と実践」やその他の臨床、哲学の著作を通して、彼は真に世界的な影響を及ぼした。生誕から150年を過ぎた今なお医療従事者にとってWilliam Oslerは、医療従事者にとっての優秀さのモデルであり続けている。