副題の背景について(−学生のための教育・研究支援を目指す−)
  大学が全入学時代を迎えようとしている今日,弘前大学附属図書館は,学生の教育・研究の支援を積極的に推し進めることを宣言するものです。それは,大学教育での学生の理解を深めるために,これまでより一層図書館を教育実践の場として活用することを意味します。たとえば,本学の21世紀教育の「基礎ゼミナール」の目的達成のために,担当教員のFD講習会などを含めて,附属図書館が21世紀教育センターと連動して積極的にその教育の支援に当たります。学生教育の支援の実際は,「指定図書」支援コーナーの設置やゼミナールの場所の提供のみならず,「アカデミック・ライテングセンター」構想など幾つかの学習支援体制が検討されています。これらの取り組みの姿勢は,弘前大学附属図書館報『豊泉』が,第26号(2006年3月)から学生向けに一新されたこと等にも表されています。