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津軽学コーナー
  −21世紀教育特設テーマ科目「津軽学−歴史と文化」参考文献−

関連新聞記事
読売新聞 平成22年4月7日(水)「地域学」地方大で広がる
東奥日報 平成20年4月13日(日)第2面「きょうを読むあすを考える」(立石勝規)
東奥日報 平成19年11月26日(月)〜11月29日(木) 「津軽が生んだ作家の力作」1〜4 (齋藤三千政)

[21世紀教育(テーマ科目)津軽学 シラバス詳細 H23年度 | H22年度H21年度H20年度H19年度H18年度 ]
<授業の趣旨>
ポスター  文化人類学者・青木保氏は,日本文化を「混成文化」と名づけ,三つの文化層の重なりで形成され,日本古来の土着文化の「神道」,アジアの大伝統の文化の「儒教・道教や仏教」に示された古代中国・インド文明の影響,そして,西欧近代文化あるいはアメリカ文化にあらわれていると述べています。
  「津軽学−歴史と文化」の授業も,このような幅広い視点に立った「教養文化」を目指します。「灯台下暗し」と言われるように,我々は,郷土の歴史や文化について案外知らないものです。これでは,良識ある社会人になれません。弘前大学では,「世界に発信し,地域と共に創造する」をモットーとしているのですから,これから社会に,そして,世界に羽ばたくためにも,津軽の歴史や文化に誇りが持てる「国際人」でなければなりません。グローバルな社会であればこそ,しっかりとしたアイデンティティが必要になってくるのです。
  この講義は,オムニバスによる授業を通して,「津軽の歴史と文化」に焦点を当てます。たとえば,弘前藩の庶民の当時の生活はどのようなものであったか,弘前の夏の夜を彩る弘前ねぷた絵,津軽塗り,津軽三味線など,さらに,弘前大学前身の旧制弘前高等学校における「高等普通教育」とはどのようなものであったかについて学びます。また,「津軽の文学」は,日本文学史のなかに独立した章が立てられるほど知名度が高いものですが,そのような文学を育んだ津軽の風土とはどのようなものだったのか。卒業生の文豪・太宰治の青春はどんなものであったのか。石坂洋次郎の小説『青い山脈』には,敗戦時期の地方都市(弘前)の学校における民主化への葛藤がどのように描かれているのか等々,青森県の高校の教員との高大連携によって,幅広い教養を身につけることを目的とします。

※ポスター画は,ねぷた絵師八嶋龍仙氏に特にお願いして描いて頂いたものです。
<授業の内容>
各授業内容をクリックすると,参考文献を表示します。     
「弘前ねぷた絵の歴史/実演」
(八嶋龍仙・津軽伝統ねぷた絵師)
「津軽三味線の歴史と実演」
(大條和雄・津軽三味線歴史文化研究所)
「石坂洋次郎『青い山脈』」
(舘田勝弘・前・弘前中央高等学校校長)
「旧制弘前高校の太宰治」
(相馬明文・浪岡高等学校教諭)
「津軽方言詩」
(山田 尚・詩誌「亜土」主宰)
「寺山修司の世界―寺山修司と青森―」
(櫻庭和浩・青森北高等学校教諭)
「現在活躍中の文学者―長部日出雄,鎌田慧,三浦雅士を中心として」
(齋藤三千政・弘前ペンクラブ会長)
「旧制弘前高校の歴史」
(前島郁雄・東京都立大学名誉教授)
「弘前藩の歴史と文化」
(長谷川成一・人文学部教授)
「近代津軽の西洋文化受容」
(北原かな子・秋田看護福祉大学教授)
その他の文献
(21世紀教育センター)

平成18年度授業
「旧制官立弘前高等学校外国人教師館と洋風建築」
(芳野明・元教育学部助教授)
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