図書館報「豊泉」TopNo.23目次arrow 前ページ次ページ arrow


先輩から新入生のみなさんへ 図書館の楽しみ方

理工学部3年  杉 沼 麻 美

 図書館の利用方法としてはいろいろ考えられます。本が好きな人だとただなんとなくふらっと図書館に入って行き,目の惹くタイトルの本を手に取ってみるということもあるだろうし,4年生にもなると卒業研究のために,それ以外にもレポート作成のために文献を探すことで利用する人もいると思います。
 文献を探す際にはパソコンを使ったキーワード検索があります。なかなかひっかからない場合は実際にその場所にいってみるのがいいです。今までの経験上,その方が絶対に早く見つけられます。レポートに必要な文献を探す場合は特にそうです。キーワード検索でおおまかな場所を特定し,あとはその場所にいって実際に目で見るのです。それっぽいタイトルの本の索引なんかをパラパラとめくっているとポロっと見つかる事もよくあります。それと普段から図書館に通うことで大体どの場所にどんな本が置いてあるかがわかるのでいざという時に役立つと思います。
 附属図書館の他に学部ごとでの図書館もあります。専門書などはこちらのほうが断然多いです。3年の後期からになりますが書庫には絶対に入ってみるべきです。いろいろな雑誌等たくさんあります。普段読む本というのはどうしても専門書に偏り,図書館にくるとまずその方向に足が向いてしまうので,視野を広げるためにも考え方が偏らないようにするためにも専門書以外の本も読みたいものです。最近は忙しく図書館に来てもゆっくり見ることができなくて残念です。書庫には時間を作ってまた見に行きたいと考えています。
 お勧めしたいのは借りた本の書籍名,出版社,著者,日付をノート等に記録しておく事です。あとで見返すと,その当時,自分がどんな分野に興味をもっていたかがわかっておもしろいものです。私は2年生の時から始めたのですが,例えば,タイトルに惹かれて借りたはいいが忙しくて読むことができなく,後でまた借りたい際に役立ちます。書庫から借りた本についてはなおさらです。どこにあったなんていちいち覚えていられるほど記憶力が良くないもので私はこういう方法をとっています。
 ある程度学年が進んでから同じ場所にいくと知識が増えた分,いろいろな本に興味がもてるのも図書館の楽しみ方のひとつだと思います。
 私が普段,図書館を利用していて思っている事は大体こんな感じです。人にはその人なりのいろいろな使い方があると思います。とにかく頻繁に図書館に足を運び,自分なりの図書館の楽しみ方を見つけられたらまた違った大学生活が送れるのではないかと思います。

(すぎぬま・あさみ)


弘前大学附属図書館 Hirosaki University Library